a≒bとなるようにしました。
これはどういう意味かというと、初期テンションの2倍の荷重を加えることでアクションするという意味になります。たぶん…
図面上の測定値は
a=1.25
b=1.13
となっています。ちょっとずれてる(^^;)
次はスプリング長さc、スプリング幅d、あ、eはe=bで既出だ…
c=48.5
d=2.35
e=b=1.13
鋼材の厚み
t=3
c の長さが中途半端になってるには理由があります。スリップジョイントナイフ、よくよく考えると、オープン時とクローズ時で荷重が微妙に変わります。
・オープンするとき
タングはスプリングの前方を押し上げることになる≒長い梁を曲げる=アクションは柔らかい
・クローズするとき
タングはスプリング後方を押し上げることになる≒短い梁を曲げる=アクションは硬い
とはいえ、最終的にスプリングに最大のストレスがかかるのはスプリングの変位が最も大きくなる点(一枚目の画像にあるようなブレード位置)です。よってc のようになっています。
さて、これくらいデータがあると荷重のシミュレーションができます。
らくちん設計.comを使用したら簡単。
http://rakutin.himegimi.jp/tawami-katamoti-01top.html
支持方法:片持ち・集中荷重
断面形状:中実矩形
比重:ステンレス
ヤング率:ステンレス
L=c=48.5
P=?
W=t=3
H=d=2.35
合計たわみδ>a+b=2.38
となるようなPを求めると約40Nとなる。
さらに、
ピボットからの距離
f=4.6
g=51
となる。ブレード突起先端にかかる荷重をてこ比を使って考えると
f/g×P=4.6/51×40=3.6N
これがアクションに必要な荷重となる。はず。
ざっくり360g。ちょっとゆるいかなあ。
絵を見るだけで「ゆるい」と分かるとはデビルさん、やるなあw
繰り返しますが、この検討は机上のみのものであって、正解かどうかは不明です。
良い具合にいかなくても一切責任は取れません…。
次は疲労破壊について、大丈夫そうか考えてみる。
ヤバそうな香りが漂っている…
2 件のコメント:
gfdさん、おはようございます。
フォールディング、なかなか敷居が高く踏み込めないのですが…何か更に敷居が高くなった様な…σ(^_^;)。
なるほど、そうですね。
アクションに必要な荷重も考慮しないと怪我の元ですからね。
ボチボチと勉強して行きたいと思いますσ(^_^;)。
Ben2さんこんばんは。
敷居を下げようとしてるんです(^^;)
「エイヤー」で作ってゆるゆるorガチガチなんてことを防止できるように…。
金属の特性を知り尽くしていればK職人さんのように「エイヤー」で作ることもできるんですが、そこまでには至っていないので。
お互い頑張りましょう(^^)
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